ベストな銘柄組み合わせ トライオートETF

投資

今後の運用の安定化に向けて、ビットコインの自動売買に続く収益源として、現在、トライオートETFの運用強化を進めています。

今月末の冬のボーナスで増資するまでに運用方針を決めるべく準備を進めてきました。
そして、今回が最終回となります。

前回で投資対象候補の銘柄とパラメータを16パターンに絞り込みました。

今回は絞り込んだ16パータンについて、何を組み合わせて運用するのが良いのか検証していきます。

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絞り込んだ16パターン

レンジ上限6種、レンジ幅5種、利確幅6種の合計180パターンでバックテストしたもののうち、リターンが上位でリスクがある程度抑えられたのが下記16パターンです。

レンジ上限レンジ幅利確幅リターンリスクMax
ドローダウン
シャープ
レシオ
FAS (1)99%10%2%127.5%38.5%19.6%3.3
FAS (2)99%10%5%130.4%46%19.5%2.8
FAS (3)99%15%2%99.4%34%15.8%2.9
FAS (4)99%20%2%81.6%29.9%13.8%2.7
FAS (5)99%20%3%80.6%31.9%15.1%2.5
FAS (6)99%20%5%84.7%34.3%14.9%2.5
SSO (1)99%10%2%28.9%12%5.1%2.4
SSO (2)99%10%3%29.9%13.6%6.6%2.2
XLE (1)99%10%8%59.8%26.8%15.6%2.2
XLE (2)99%15%8%41.4%20.3%13.4%2.0
TQQQ (1)99%10%2%87.8%41.9%26.2%2.1
TQQQ (2)99%10%5%90.5%44.4%27.9%2.0
TQQQ (3)99%15%2%75.1%36.9%21.9%2.0
TQQQ (4)99%20%2%69.5%33.4%19.0%2.1
TQQQ (5)99%20%3%68.2%34.1%17.9%2.0
TQQQ (6)99%20%5%67.3%35.9%20.6%1.9

最適な組み合わせの検証方法

基本的には絞り込んだ16パターンを、複数組み合わせた状態でバックテストし、リターンが高いものを選びます。

ただ、試しでいくつかシミュレーションを実行したところ、FAS(1) + FAS(2) + FAS(3) といったように全てFASという組み合わせが、パフォーマンスの上位を占めてしまう結果となりました。

目的として安定運用がありますので、ひとつの銘柄に集中するのは避けたいです。また、同様に似たようなパラメータが集中するのも避けたい。そこで、以下の制約条件を設定したうえで最適な組み合わせを模索することにしました。

・16パターン中、組み合わせるのは4つ
・重複は不可とする
・同一銘柄は2つまでとする
・同一銘柄については、レンジ幅、利確幅のどちらかが一致するものは組み合わせ不可とする

これである程度性質の違ったものが上位にランクされるのではないかと期待します。

上位組み合わせ抽出結果

16の中から4つ組み合わせるわけですが、単純に組み合わせると1820通りあることになりますが、上記制約条件を適用すると、280通りに絞られました。

リターン上位10位までの組み合わせはこのような結果となりました。

FAS(2) FAS(3) TQQQ(2) TQQQ(3)
FAS(2) FAS(3) TQQQ(2) TQQQ(4)
FAS(2) FAS(3) TQQQ(2) TQQQ(5)
FAS(2) FAS(3) TQQQ(1) TQQQ(5)
FAS(2) FAS(3) TQQQ(1) TQQQ(6)
FAS(2) FAS(4) TQQQ(2) TQQQ(3)
FAS(1) FAS(6) TQQQ(2) TQQQ(3)
FAS(2) FAS(3) TQQQ(2) TQQQ(3)
FAS(2) FAS(4) TQQQ(2) TQQQ(4)
FAS(2) FAS(4) TQQQ(2) TQQQ(5)

上位すべてFAS×2とTQQQ×2の組み合わせです。リターンはあまり差がありません。
他の銘柄では、XLEが登場するのが280中33位、SSOが75位でした。

銘柄間相関係数

FASとTQQQに偏った結果となってしまったので、念のため他の切り口からも組み合わせの相性を検証します。使用するのは相関係数です。

TQQ(1), FAS(1), SSO(1), XLE(1)に加え、パラメータ違いによる相関係数確認のためTQQQ(5)も含めた相関係数を調査しました。

TQQQ(1)FAS(1)SSO(1)XLE(1)TQQQ(5)
TQQQ(1)10.2250.6480.0600.964
FAS(1)0.22510.5950.5280.210
SSO(1)0.6480.59510.2850.674
XLE(1)0.0600.5280.28510.059
TQQQ(5)0.9640.2100.6740.0591

トライオートETFを運用していくうえで、ベースとなるのはTQQQです。
なので、TQQQ(1)を中心に相関係数を見ていくと、FASやXLEの相関係数がかなり低いことがわかります。
株に投資している銘柄にも関わらず、ここまで相関係数が低いのは驚きです。

これならパフォーマンスの良いFASとの組み合わせがトップを独占するでしょうし、SSOよりXLEの方が上位に来るのも納得です。

一方で、TQQQ(1)とTQQQ(5)の相関係数は0.964とかなり高いです。同一銘柄異パラメータではあまり分散効果が期待できないことが読み取れます。

組み合わせた状態での評価額推移

これらの結果をふまえ、最終的にベストとして選択したのは、
 TQQQ(1), TQQQ(5), FAS(1), FAS(5)
の組み合わせです。

リターン上位30組のなかで、最もシャープレシオの値が高かったため、これを選びました。
パラメータ的にも規則的でなかなかしっくりきます。

最後にこの組み合わせでのバックテストの評価額推移を見てみます。

当然ですが、単独パターンに比べ、組み合わせの方が安定して推移しています。
最終的に、リターンは91%、リスク27.6%、シャープレシオ3.3となりました。
極めて優秀なスコアです。

実運用でも、この半分か1/3くらいでも良いので稼いでくれると有難いです。

まとめ

全銘柄×180条件をバックテストして抽出した16パターンの運用設定から、実際に適用していく4つの設定の抽出が終わりました。

最終的に選んだのは、TQQQ(1)、TQQQ(5), FAS(1), FAS(5)の組み合わせです。

銘柄的にはTQQQとFASだけとなり、いままでと変わらないことになりますが、何の銘柄を組み合わせると分散効果が出るのか、パラメータを変更するとどうパフォーマンスに影響するのかが、バックテストを通して把握することが出来ました。

すでにトライオートETFには、従来200万円運用だったのに対し、追加で200万円増資しています。さらに、年末のボーナスから100万円増資するつもりです。

運用方法は今回選択した設定がベースとなりますが、正直FASはバックテスト期間のパフォーマンスが良すぎたとも思ってますので、実際の運用では、TQQQ:FASを3:2~2:1くらいでTQQQ多めでやっていくつもりです。

今回様々な条件でバックテストすることで、感覚的にも動きがつかめた気がしています。今後はより安心してトライオートETFが運用できそうです。

次のステップとしては、今年パフォーマンスのいまいちだったFXのリピート売買もバックテストするなりして、運用スタイルを確立していきたいと考えています。


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