Hodo@氷河期FIRE の投資方針について説明します。
現在では米国株インデックス投資で、素人でも5~7%前後の利回りが期待できる、というのが一般的になってきています。ただ、インデックス投資ではどうしても資産形成に長い時間がかかってしまうのと、暴落時に50%前後の下落は覚悟しておく必要があるかと思われます。
我が家では、FIREに向けてどんな相場でも安定した4%ルールでの生活を実現するため、単純なインデックス投資のみではなく他の手法も組み入れています。リスクを抑えつつ高いリターンを実現するための投資手法や投資対象の分散の考え方について紹介していきます。
2種類の投資手法
まず、2種類の投資手法を投資対象によって使い分けています。
ひとつめの手法は『長期投資』です。
買ってそのままひたすら持ち続けます。売却するのはFIRE後の取り崩しのタイミングです。積立投資も長期投資に含まれており、投資タイミングを分散する効果があります。
『長期投資』に向いてるのは、将来的に右肩上がりする、もしくは、インカムゲインが得られるものになります。
米国株、仮想通貨は右肩上がりを期待し、
日本の配当・優待株、及び、債券はインカムゲインを期待した投資となります。
買ってひたすら放置、積立設定してひたすら放置するだけなので、運用は楽です。
『長期投資』では年利4%をターゲットとしています。
ふたつめの手法は『自動売買』です。
やっていること自体は『短期売買』と変わりません。
ただし、通常の短期売買は人間が相場に張り付いて作業する必要があり、仕事のあるサラリーマンにはなかなか難しいです。一方で『自動売買』であればトレードを機械に任せるので、本人は相場に張り付く必要がなく、サラリーマンでも実現可能となります。寝てる間も稼いでくれます。
『自動売買』に向いてるのは、ボラティリティの高い商品です。
どの商品でも共通に言えることとして、
レートは長期的にはベースとなるトレンドに収束します。レートはトレンドの周辺を何度も上下します。この上下の動きはノイズです。『自動売買』は、ノイズから利益を掠め取ります。ノイズの振れ幅が大きい=ボラティリティが高い商品ほど、ノイズから利益を得やすいといえます。
また、Hodoが採用している自動売買手法は、大きく分けて2パターンに分かれており、レンジのみカバーするものと、トレンドにも追随するものがあります。
FXは一定幅(レンジ)で値動きすることが多いので、マネーパートナーズの連続予約注文で運用しています。
TQQQの運用に使用しているトライオートETFは、基本の考え方はレンジなのですが、逆指値でトレンドもカバーしています。
ビットコイン自動売買はAPI経由で売買するシステムであり、レンジもトレンドもカバーしています。
『自動売買』といっても、自動売買ソフト(EA)を購入しての運用はしていません。金融取引業者として登録されている会社が提供する、同じレートで買って売ってを繰り返すだけのとてもシンプルな注文方法を使っています。もちろんデメリットもある手法で、レンジブレイクが弱点となります。
ビットコインのシステムについても、非常にシンプルなロジックをプログラミングしたものになります。
『自動売買』では年利20%をターゲットとしています。
どの手法にも共通して言えることは、設定さえすればあとは放置できるということです。
極度の面倒臭がり屋なので、手間暇かかることを無理してやっても、長続きしないのです。
投資対象の分散
続いて投資対象の分散についてです。
ベースとなるのはポートフォリオ理論の考え方です。
金融資産の組み合わせに関する理論。 リターンとリスクに基づいて最適な資産構成を探る考え方です。 米経済学者のマーコヴィッツが現代ポートフォリオ理論に関する論文を発表し、研究が進みました。 ポートフォリオ理論によれば、複数の資産に分散投資することによってリターンを維持したままリスクを最小化することができるとされています。
ポートフォリオ理論 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券
投資対象を複数に分散することでリターンを維持しながらリスクを小さくします。
分散はマクロとミクロの両面から実施しています。
マクロ的には、
国際株式、国際債券、日本株、FX、トライオートETF、仮想通貨、現金の配分比率の目標値を設定し、なるべく大きくはずれないよう調整しています。
ミクロの面では、
米国株は基本ETFもしくは投資信託で購入しています。
VOO/VTI/VT/QQQ/SMH/CWEB, eMAXIS slim S&P500, USA360等
日本株は優待が貰える最低限の条件を満たすよう細かく分けて買っています (基本1社100株)
債券もETFと投資信託です。
BND/BLV, eMAXIS slim先進国債券等
仮想通貨の積立はBTC/ETH/XRP/DOCの4種に分散
FXのリピート注文は13通貨ペアに分散
トライオートETFはTQQQ/FASに分散
何かひとつ失敗したときに総崩れになるのではなく、
何かがうまくいかないときは、他がカバーしてくれるような、そんな運用を目指して手広く分散投資することを心がけています。
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