来週入金されるであろう臨時収入が約2.5万ドルとなることが解りました。
臨時収入といっても会社から報酬として貰った株の売却益です。
ここから所得税が引かれるので実質的な手取り額はもっと小さくなるわけですが、今月の給与から控除されるとしたら恐ろしいことになりそうです。しばらくタダ働きになるのでしょうか。
さて、本題となりますが、今回はこの臨時収入をいくら何に投資するか検討しました。
QYLDってどうなの
まず候補として考えたのがQYLDです。
配当利回りが10%以上になる超高配当銘柄で、ちょっと前から話題になっているようなので興味がありました。
QYLDはNASDAQ100のカバードコール戦略を取ってるETFです。
カ、カバードコール戦略って何デスか?
NASDAQ100指数を買い、かつ、
コールオプションを売る戦略だよ
何言ってるかワカラナイ
NASDAQ100のある価格以上の上昇時の利益を捨てることになるが、
NASDAQ100の上昇がそれ以下の場合はオプション料の利益が出る。
つまり、ある程度の勾配でQQQが上昇するとき以外は、QQQに比べQYLDの方がお得である、QQQよりも低リスクで安定したリターンが期待できるものと理解しています。
リスクはあまり取りたくないので、今の私にはちょうどぴったりの銘柄かもしれません!
ということで、実際のところ過去の値動きで期待した効果が得られてるのか調べてみました。
まずスペックの確認から。今回はQYLDとQQQに加え、VTI、高配当ETFで人気のVYMも比較対象とします。
銘柄 | QYLD | QQQ | VTI | VYM |
---|---|---|---|---|
純資産総額 | 4710億円 | 21.5兆円 | 30.1兆円 | 4.3兆円 |
信託報酬 | 0.6% | 0.2% | 0.03% | 0.06% |
設定日 | 2013/12/11 | 1999/3/10 | 2001/5/31 | 2006/11/10 |
配当時期 | 毎月 | 四半期 | 四半期 | 四半期 |
配当利回り | 11.8% | 0.49% | 1.26% | 2.79% |
配当利回りはQYLDが断トツです。意外と歴史も長いです。毎月配当というのも特徴的。
ただ、信託報酬がかなり高いのが気になります。
次に2015年以降の年毎の配当込みパフォーマンスの比較をしました。
https://www.etfreplay.com/charts.aspx
で調べられます。
想定通りリスクは一番低く抑えられています。ただリターンがちょっと淋しいですね。
パフォーマンスはQQQを常に下回っており、2018年のQQQがマイナスの年ですらQYLDが下回っています。
去年のチャートです。コロナショック時に下落に強かったかというとそうでもない。
全体的にみてQYLDはVYMよりは良いけど、QQQやVTIには劣ると判断します。QQQが良すぎて買うならQQQかなという気になってきました。
QYLDよりリスクを抑えてリターンも得るには
QYLDはリスクは抑えられるけどリターンが少なすぎる。QQQはリターンは大きいがリスクも大きい。そこでQQQを債券と組み合わせた場合、どのようになるかバックテストしました。
ポートフォリオのバックテストは下記サイトでできます。
https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio
比較対象は QQQ+BND(1:1)、VTI+BND(1:1)、QYLD、S&P500(default表示)の4つです。
QQQとBNDの組み合わせでリスクがQYLDよりも低くなりました。かつリターンはS&P500にちょっと劣るくらいです。その他指標はトップで、これはかなり良さそうです。
今後金利が上がりそうなのに大丈夫?
ただ、一般的に、債券は、金利が上昇すると価格が下がり、金利が低下すると価格が上がると言われています。今現在の金利は、金融緩和により低い位置にあり、今後上昇することが予想されます。
債券買って大丈夫なものデスか?
こちらが米国債10年利回りが上昇したときのBNDとドル円の混合チャートです。
米国債利回りが+140%上昇したときにBNDは-8.5%まで下がっています。
ただ、米国金利が上昇すると日米金利差拡大のためUSD/JPYも上昇します。この時期は12%くらい円安になっているので、債券のマイナスは円安で相殺されそうです。
BNDがワーストになる期間までの約2年間、配当込みの推移を確認してみました。
一番低いときで-4%、最終的に-1.2%程度でしょうか。
悪い時でもこのくらいのマイナスで済むのならリスク低減効果の方がメリットが大きいと判断します。
さきほどの混合チャートで使用したTrading Viewのチャートですが、銘柄を演算して表示できることが解りました。BND×USD/JPYして円ベースのBNDの推移を見てみます。
どの時期もほぼプラスですね。これに配当が加われば、低リスクでまずまずのリターンになりそうです。
債券が不利な金利上昇局面においても、配当込み・円ベースで見れば、BNDが極端なマイナスになるようなことが無いことが確認できたと思います。
結局何買うのか
資産配分も考慮して、QQQ 30%、BND 30%を購入予定です。
残り40%は税金のこともあるしドルのままキャッシュで、ただし、せっかくなので宝くじ枠でちょっとだけ何か買おうかと思っています。
何にするかはもう少し検討してから決めよう
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