罪悪感でFIREを急いでいた理由

FIRE準備

今年に入り1月上旬から会社と退職交渉を進めています。その中で自分の中の考えが色々変わっています。最新状況も含め一旦整理しようと思います。

FIREって本来は「自由になるための選択」のはずなんですが、 気づくと「このまま居続けるのは不誠実ではないか」という、 義務感に近い感覚に変わっていました。

FIREを目指したもともとのきっかけは体調悪化でした。長時間労働が続いて体調を崩し、割に合わないと感じ、それを機に働き方をかなり変えました。無理をするのをやめて、実働は1日4~5時間くらい。理屈に合わない仕事や、やらなくていいと思うことは極力やらない。必要最低限のことだけやる、ただし成果は出す、というスタンスです。

評価は下がるだろうし解雇リスクも増えるだろうと思ってましたが、逆でした。結果は出ていたので昇給は続き、FIREを意識し始めた頃より報酬は倍近くになりました。資産も2億円を超えて、運用の面でもかなり安定しました。いつでも辞められる状態です。

ただ、その後に会社の状況が変わってきました。業績が悪化し、会社の株価も下がり、リストラの噂も出てきました。そういう中で、自分は低い稼働のまま高い給与をもらっている。このギャップにもやもやを感じるようになりました。

それまでは、セルフ働き方改革!とか言いながらうまくやってたつもりが、いつの間にか罪悪感が大きくなってきました。当初FIRE目指し始めたときの「辞めたい」という気持ちから「このまま居続けるのは良くないんじゃないか」という感覚に変わってきました。

これは、「FIREしたい」というよりは「FIREしないといけない」という義務感のような感覚です。2026年3月末FIRE目標、といった形で珍しく明確に月単位で期限を切ったのも、自分を追い込む意識から出てきたものだと思います。

そして、年明け早々、会社側と話をすることにしました。いきなり辞表を出すのは違うと思ったので、会社の上層部と面談を持ち、現状報告とギャップを伝えました。現状の稼働率が低いこと、会社の方針と自分の適性にギャップがあることを説明。辞めたい、ではなく問題提起ですね。

これを伝えたあと、不思議と罪悪感は薄れました。完全になくなったわけではありませんが、この時点で、問題は自分の中から切り離されました。 自分が抱えていた罪悪感の多くは、 「労力のわりに対価を貰いすぎている状態」、つまり、アンフェアな状態に対するものだったのだと思います。

その結果、FIREを急ぐ必要性も薄れてきました。話は長引くかもしれませんし、実際、四月半ばになってもほとんど退職交渉の進展はありません。いわゆるFIREのワンモアイヤー・シンドロームな状況になっています。

「もう1年だけ働こう」という判断は、合理的なようでいて、実はこうした罪悪感の延長にある場合もあるのかもしれません。自分がまさにそうでした。急いで辞めようとしていたのは、自由を求めていたからではなく、罪悪感から逃げようとしていただけだったかもしれない。

ただ、自分は辞める時に、事を荒立てるつもりはなかったので、こういう感じになるだろうなとは前から思っていました。もちろん、急に解雇される可能性もありますが、会社員生活の結末がどうなるか、どういう着地になるか、流れに任せていこうと思います。


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