分散投資の幻想:理論と現実のギャップ

投資

2024/6/1 現在の各種資産状況です。

日経平均は先週終値から0.41%の下落。S&P500は0.51%のマイナス、ビットコインは211%のマイナス、米10年債利回りは4.503%(+0.036%)、ドル円は0.25%の円安で1ドル157.29円となっています。

Hodoの運用状況としては、金融資産は先週から約96万円のマイナス、比率では0.67%のマイナスです。先週までは良い勢いで来ていたのですが、ムード一転、マイニング株の不調でマイナス着地となりました。

先週に引き続き、今週も分散投資について考えていました。
先週の集計では、Hodoのポートフォリオのリスクは2024年7.8%、23年8.3%でした。
2022年のリスクも計算してみると、なんと14.2%もありました。

リターンは24年、23年はプラスですが22年はマイナスです。
マイナスの年に2倍近いリスクをとってしまっています。
ただ資産価値が下がる時にボラティリティが上がる傾向があるので、リターンがマイナスだからリスクが高くなっているのかもしれませんが。。

ここで考えたのは、リスクが大きくなり過ぎないようにすれば、マイナスリターンがもう少し抑えられたんじゃないか、ということです。
リターンの予測はできないですが、リスクには持続性があり、ある程度予測できると思っています。リスクが想定より大きくなったらポジションを減らせばリスクは抑えられるはずです。

教科書的には、リスクは分散投資すれば下がります。
分散投資することで、同じリスクでも得られるリターンが大きくなります。
全てのリスク資産の時価総額加重平均ポートフォリオが市場ポートフォリオであり、市場ポートフォリオはリスクに対するリターンが最も高くなります。
そして、株式において最も市場ポートフォリオに近いのがオルカンです。

上記、現代ポートフォリオ理論の考えをベースに、Hodoはポートフォリオを組んできました。
新NISAはオルカンに投資し、市場規模の大きさから債券を多く取り入れてきました。
ただ、近年のPFでは債券をかなり減らしてFXやゴールドを増やし、オルカンよりもNASDAQやSP500を重視するように変わってきています。

というのは、ここ数年運用してきて債券がほぼ役に立ってないからです。債券は株との相関が低いので、分散投資の効果が得られると思いがちですが、実際は期待した効果が出てなかったです。
株価が上昇するときには、債券はおいていかれます。これは相関が低いという点では期待通りなのでしょうが嬉しいことではないです。」
経済指標等で金利が上昇することが度々ありますが、金利があがれば債券価格は下がります。株も下がります。このケースでは分散効果ありません。
株ほど値上がりもしないし株といっしょに下がることも多いため、近年は債券は良いところがなかった印象です。なので組入れ比率を大幅に減らしています。

株価指数についても、NASDAQ、S&P500、オルカン(All Country World Index)の順番にリターンが高く、リスクも高いという傾向があります。NASDAQが高リスク・高リターン、オルカンが低リスク・低リターン、中間がSP500です。そして理論上はオルカンが最も投資効率が良いです。
ただ、実際の感触的にはそんなことはなくて、まあNASDAQが一番稼げるよね、というのが肌感覚です。
そこでコロナショック時の下落率をNASDAQ、S&P500、オルカンで調べてみたのですけど、

なんとオルカンが下落率が最も大きくなっています。NASDAQが一番小さいです。理論とは真逆です。急落時はオルカンが一番リスクが高かったのです。

これらのことから考えられることは、分散投資は日頃からたいして期待した効果が得られておらず、そして、最も分散投資に機能して欲しい急落時には機能してないということです。
いままで何のために分散投資してきたのか、ちょっと悲しくなってきますね。

分散投資する目的を改めて考えます。リスクを抑えて効率よくリターンを稼ぐためです。
許容できるリスク内で、最も大きなリターンを得るために分散投資をするのです。

そうなると投資先って変わってきますよね。債券やオルカンの優先度は下がります。株と相関の低いアセットとして債券投資するくらいなら、今だとゴールドの方が良いだろうし、オルカンに投資するくらいなら急落時に強くリターンも高いNASDAQの方が良いです。

あとは許容できるリスク内にポートフォリオを管理していくことが大事で、やっと冒頭の話に戻りますが、ポートフォリオのリスクを測定し、許容リスクを超えそうになったらダウンサイズする、という運用をちょっとやってみようかなと思っています。

リスク増大=下げトレンドですので、許容リスクを超えたというだけでポジションを切っていたら、単なる損切になってしまいまうので、実際のオペレーションとしてはもう少し工夫しようと思っています。
今週はそんなことを暇なときにずっと考えていました。まあリスクの管理手法を除いては、PF組入れ銘柄は理論よりも投資家としての本能に従えというだけなのですがw

さて、GW中にうちの裏庭の木を全部伐採したということを書いたと思うのですけど、その後、何もなくなった土地にグランドカバーであるディコンドラという植物の種を蒔いてました。
毎日水やりして、3週間目くらいになるでしょうか。ちょっとずつ芽がはえて緑が認識できるようになってきました。

ただの草といえど、植物が育ってくれるのは嬉しいものです。

人間というものは存外単純なもので、
投資で損してても、草が育ってくれれば気持ち的にはプラスマイナスゼロです。

これこそが、本当の分散投資なのかもしれませんねw

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自動売買確定益

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週間確定益 通算確定益 年利換算
ビットコイン 49240670003831%
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FXトレード250297441414016%
合計3037261250387019%

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銘柄 投資額 評価額
ETH7785711422358
XRP3350021728
DOT210006669
LTC80004456
ENJ296500160937
合計11375711616148

※ 仮想通貨積立はGMOコインのつみたて暗号資産を利用

各種積立設定

積立設定等で追加投資している商品群です。

新NISA25万円/月eMAXSISオルカン(20万)、ゴールド(5万)
新NISA(妻)30万/月楽天オルカン(25万)、楽天SP500(5万)
iDeCo(妻)23000円/月たわらノーロード先進国株式
ビットコイン積立 約0.05BTC/月ビットコイントレード時に定期購入

※ ビットコイン積立はビットコインのトレード益から行っています

資産集計結果

パッシブ運用、その他も含めたトータルでの集計結果です。

内訳評価額先週比配分比率目標比率
株式49056311-66565339.6%46%
債券19305133-3648215.6%38%
FX・CFD38453421+25164331.1%5%
仮想通貨16924797-20016013.7%11%
FI達成レベル94/100-1

※ FI達成レベルは、目標資産額に対しどこまで蓄財できたかを数値化した指標です。100で目標額達成となります
※ ベースとなる数値はマネーフォワードMEで自動集計したものです
※ レバレッジ投信であるUSA360と代用有価証券FXについては現金から1倍以上の部分を引き算することで、実質的な配分比率に補正しています


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