完全決着! 持ち家vs賃貸 買ってよかったこと10選

FIRE

最近のFIRE関連のyoutubeを見ていると、持ち家vs賃貸の話で、賃貸の方が良いという説明をされている方が少なくないように思うのですが、これには違和感を感じます。

私は賃貸歴が学生時代含め20年以上あり、かつ、現在は持ち家です。
双方を経験している立場から、賃貸と比較しつつ、持ち家のメリットについて実態を踏まえたうえで紹介していきたいと思います。

まず、メリットの紹介の前に住宅購入に至る経緯について話します。
きっかけは妻からの相談です。『同級生の〇〇ちゃんちも〇〇沿いに新築購入したみたいよ』、『子供が大きくなったら手狭になるからうちもそろそろ購入しない?』みたいなことを日々吹き込まれます。

資産総額を集計し、『このくらいの予算だったら買ってもいいよ』、というところから購入検討をスタートしました。まぁ結果的には予算オーバーの物件を買うことになるわけですが。。

今の土地には10年以上住んでいて気に入っていました。人間関係もあるので、同じ土地に住むという条件で物件情報をWebでチェックし、不動産屋さんに行って相談したり。ただ、なかなかピンとくるものはすぐには見つかりませんでした。

そして2年くらい物件チェックを継続し、これは!と思ったのが見つかって、ちょうど妻も同じのを見つけてて、内覧に行って凄く良かったのと、『この後も内覧の予約が入っている』ということで、すぐ購入を決めました。

頭金なしの35年フルローンで金利は0.45%弱で契約。少しでも投資に回したかったということもあるのですが、あとで説明するように節税・節約等のメリットもあることから全額借金することとしました。

以降は、賃貸・持ち家双方の経験を踏まえ、持ち家の具体的なメリットについて順次紹介していきます。

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固定費が相対的に安くなる

まず最初に価格面で大きなメリットがあります。

以前住んでいた賃貸物件(2DK)の家賃+管理費+駐車場代と、現在の持ち家の住宅ローンの月々の返済額では、約1.2万円ほどローンの返済額の方が多いです。ただ、物件のスペックに大きな差があります。

そこで今の持ち家の物件と同等スペックのものを同じ地域で賃貸契約したらいくらになるかWebで調査しました。が、そもそも同じレベルの条件の物件がありません。

そこで、少し型落ちの物件との比較になりますが、
築15年、広さが3/4、駐車場代別の物件で比較すると、賃貸の方が33%ほど月々の費用が高くなりました。

この差額分を、ローン返済期間の35年分だけで計算した場合でも、、余裕で1000万円以上の差が生じます。

広い

持ち家の広さは大きなメリットです。

いまではリモートワークが当然の世の中になっているわけですが、賃貸のときに家で仕事しろといわれても厳しかったと思います。リビングで目の前に妻が座っている状態で集中して仕事するのは不可能です。子供が学校から帰ってきたら、どうしろというのか。さらに会議となったら、、、正直私にはムリです。
自分の部屋があれば、集中して仕事ができますし、会議も全く問題になりません。

ネットでまとめ買いが出来るようにもなりました。賃貸のときは置き場所がないので、まとめ買いってできなかったんですよね。今ならいくらでもスペースがあるので、買い物がお得にできるようなっています。基本重いものをまとめ買いするのですが、以前だと店舗に小分けで買いに行く必要があったわけで、移動や持ち運びの負担を軽減できます。コスト面だけでなく効率の面でもメリットがあります。

また、睡眠の質も向上しました。以前だと手狭なので寝るときに都度布団を敷いて寝てたわけですけど、いまは各自ベッドや大き目のマットレスで寝ています。健康面やメンテナンスコスト面でも持ち家に大きなメリットがあります。

部屋がきれいになる

賃貸でも持ち家でも、同じ人が住むわけで、発生する埃の総量は大差ないと思うのですが、単位面積あたりの埃の量は、持ち家の方がずっと少なくなります。

賃貸のときはこまめに掃除しても埃っぽかったんですよね。狭いところに色々詰め込むわけですけど、長期間ハンガーラックにかけてた衣類の上なんかにも埃が溜まってたり。。現在の持ち家だとこの現象はなくなっています。掃除する際にも、人がいたり物が多かったりすると、物理的な制約からなかなか隅々まで掃除機がかけられません。持ち家だとその点でも優位性があります。

あと、埃の質も違いがありました。賃貸のときは粘度が高かったというか。。おそらくですけど、キッチンの油というのは意外と拡散していて、賃貸のときはリビングや寝室まで粒子が届いてたんではないかと推測しています。そして振り返ってみれば、賃貸の頃は若干カビ臭かったような気がします。油の隔離や掃除のしやすさは大事かなと思います。

生命保険が不要

住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険に加入します。この保険額はローンに含まれます。

団体信用生命保険というのは、ローン契約者が死亡したり障害状態となったときに、残債を保険金で返済してくれるものです。要するに、借金額に相当する生命保険+αに、返済が終わるまで無料で入っているようなものです。

そこで、ローン残債の各年の推移額とほぼ同じ額の掛け捨て定期生命保険に加入した場合の費用を計算してみたところ、低めに見積もってざっくり総額で400万円となりました。ローン返すのがもったいので、私は繰り上げ返済はしません。

インフレに強い

将来のリスクのひとつとしてインフレリスクがあります。

インフレリスクというのは、物価の上昇で金融資産の価値が低減されるリスクのことです。
不動産はインフレリスクに強いとは言われていますが、ここで強調したいのは、現金の価値の目減りに対するリスクヘッジのメリットです。

現金の価値が下がるということは、負債の大きさも小さくなることになります。
また、賃貸の側からすると、現金の価値が下がるため、賃料があがることになります。

現状のデフレが30年続いているタイミングで将来分含めた住宅費用を固定化でき、また、負債を持ち続けることで、インフレ発生時の恩恵を受け取ることが出来ます。負債を持つことはリスク分散になると考えます。

太陽光発電

我が家は太陽光パネルを設置しています。発電した電気は自分の家で消費し、消費しきれず余った電気は電力会社に売却しています。我が家の場合ですと、コスト換算で年間約15万円お得。賃貸では不可能です。

また、当時太陽光パネル設置時には自治体から補助金が出ました。いまはもしかしたら出ないかもしれませんが、蓄電池であれば出るのではないかと思います。

住宅ローン減税制度

住宅ローン減税制度は、ローンの金利負担分を軽減するための制度です。
毎年末の住宅ローン残高の1%(上限40万円)、10年間所得税の額から控除できます。最大で10年間で400万円。

また、すまい給付金制度という、住宅購入した人が現金が貰える制度もあります。年収によって変わりますが、最大で50万円。

住宅ローン金利よりもローン減税の比率1%の方が大きいため、金利負担が軽減されるどころか金利が貰える状態となります。ここは来年見直しが入りそうですけどね。

人生設計の固定化

一度家を買ってしまえば、一生住むことになりますので、住宅のことで悩むことがなくなります。

老後の資産シミュレーションをする際の精度は格段にあがります。ローン返済額がいつまでいくらでいつ返し終わるか確定しますからね。

賃貸だと、時期にあわせて住み替えして、コストを最適化するのが前提になると思うのですが、そのコストを予測するのは簡単ではないと思われます。また、契約や契約更新の手続きが面倒だったり、住み替えの度に引っ越しの費用がかかったり、むしろ引っ越しの場合はコストよりも手間の方も大きな問題かなと思います。

住宅費用というのは、賃貸でも持ち家でも支出の中で比率が最も大きいですから、費用面で一生悩まなければならないというのは、大きなデメリットです。固定化することでそういったことから解放され、より必要なことに頭脳を使えることは大きなメリットだと思いませんか?

自身の所有物となる

持ち家であれば、家は当然自分のものです。一方で賃貸の場合は、他人の物をお借りしている状態となります。自分のものを使ってるのと、他人のものを借りて使ってるのとでは、気持ちの部分で大きく違ってきます。借りてる場合はどうしても遠慮してしまうことがありますよね。

気持ちの持ち方の部分というのは非常に重要だと思っていまして、特にFIRE目指している方なら解ると思うのですが、例えば、個人事業で自分がやりたい事業をやって稼いでいます、というのと、会社員として雇われて言われたことをやって稼いでます、というのではやりがいの面で大きな差があります。だから皆FIRE目指しているわけですよね。

家も同様で、自分の所有物に住んでいるのと、人様からお借りして住んでいるのとでは、感じ方は大きく変わってきます。家なんて外出しなければ1日24時間使い倒すわけですから、精神的な解放感は圧倒的な差が出ることになります。

子供のために

子供にはのびのび過ごして欲しいです。大声を出したり足音がうるさいとかで苦情を言われたくはないでしょう。高学年となれば自分の部屋も必要になってきます。また、将来社会に出たときに向けて、一人暮らしするのかわかりませんが、いざというときに戻れる場所は用意してあげたいと思っています。

正直日本の将来を楽観視してはおらず、より厳しい中で、彼らは生きて行く必要があるかもしれません。一人で抱え込んで苦しい思いをしてほしくない、いつでも親は味方だし助け舟を出してくれるものだと理解してほしい、だからこそ、帰る場所があるということは重要なのです。親バカかもしれませんが、子供部屋おじさんになっても全然ウェルカムなのです。

まとめ

持ち家のメリットを、持ち家に住んでるものの立場から紹介しました。

もちろんこれらは前提条件が異なれば変わってくるもの多々ありますが、少なくとも私や私の家族の場合は、賃貸のときと比べると、QoL (Quality of Life)が各段にあがりました。

家族もいまの暮らしに満足しているし、賃貸に戻りたいかと聞くと、『絶対に嫌!』と答えが返ってきました。また、いままで買ったもののなかで、一番良かったものを一つ選ぶとしたら、間違いなく『家』と答えます。価格面や効率面のメリットは言うまでもないのですが、それだけでなく、精神面でのメリットは計り知れないものがあります。

賃貸派が優勢の昨今ですが、高額な買い物ということで、リスクを過大評価してしまい、また、メリットも小さく見積もってしまっているのではないかと危惧しています。人生を楽しむためには、ただ節約して貯蓄するだけではなく、適切なリスクを取って浪費することも必要です。今回の説明で、持ち家の素晴らしさが少しでも伝わってくれればと思います。ご参考頂ければ幸いです。


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コメント

  1. とろん より:

    はじめまして
    ウチは、建築家と話し合って設計した私たち家族のための家なので、大変愛着がありますし、快適で心地よいです
    自分たちのためにカスタマイズした住居を持つのは、持ち家でしかあり得ませんし、最高の贅沢だと思います
    幸福な生活は、幸福を感じられる時空間に囲まれてこそ味わえるものだと思うので、衣食住の中で一番大切だと思いますね

    • Hodo より:

      とろんさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
      おしゃる通りで、最高の贅沢かもしれませんし、同レベルの幸福感を家族に与えられるものが他にあるかというと、なかなか思いつきません。

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